投稿者「hinako」のアーカイブ

フィンガーペインティングWS 実施報告 速報

植物園のイベントで子ども向けのWSを実施しました。以下、速報としてお知らせいたします。

名称 原口比奈子フィンガーペインティング「みんなの手形で大きい木を描こう」
日付 2019年10月14日(月・祝)
場所 川口市立グリーンセンター
主催 川口グリーンフェスティバル2019実行委員会

 

植物園の芝生にテントが張られました。
園内の木々も紅葉し始めて、キンモノクセイの香りもただよっています。
秋めいてきました。

高さ2m全長12mの壁に、幹だけの木が10本。
これに参加者が手形で葉っぱを描き加え、絵を完成するというワークショップ。

作家がテント内の壁ぐるりに木を描きました。

 

まだ幹だけ描かれた木。

 

さあやろう!

絵の具のつけかたは「片手でちょんちょんちょん、両手でスリスリスリ、ペタペタペタ」。

高いところも、低いところも、手の向きも変えて描いてみよう。


 

はじめはこんな感じの木が、、、

だんだんできてきた!

こちらも、

この通り!

最後は、こんな絵に。壁に10本の木が完成! きれいな秋の森ができました。

WSのスタッフみんなもペタペタ描いたよ。

フィンガーペインティングWS「みんなの手形で大きな木を描こう」

フィンガーペインティングWS「みんなの手形で大きな木を描こう」を実施しました。

気候がよくなってきたから、屋外で身体いっぱい使って大きな絵を描くのは気持ちいいね。

絵の具を手のひらにつける。最初はこわごわ・・・。
わ、ニュルッとしてる! 冷たい!

手のひらで葉っぱ体操。

パーにして「モミジ」、指を全部閉じて「ケヤキ」、親指だけ開いて「イチョウ」。

最初は黄色の「イチョウのポーズ」 みんなやる気満々。

自分の背より高いところに絵を描くの、楽しいね。身体全体を使って、絵を描こう。

最初は遠慮気味だったみんな、だんだんペインティングが大胆になってきたよ。

おおっ、絵も激しくなってきたよ。 どんどんやっちゃえー!

 

はじめは枝だけの木が、、、

こうなって、、、

こんな木になったよ! 燃えるような木。葉っぱが重なって「大きな木」のできあがり。

尊敬するムナーリと同じように木を描くWSができてうれしい。

10月、植物園のイベントでもフィンガーペインティングのWSを実施する予定です。


グリーンフェスティバル2019(川口市グリーンセンター)http://greencenter.1110city.com/

【親子で「楽しむ」フィンガーペインティング教室】
原口比奈子フィンガーペインティング「みんなの手形で大きい木を描こう」

日付 2019年10月14日(月・祝)
時間 ①11:00~11:45 ②13:00~13:45 ③15:00~15:45
費用 500円
定員 各回20名
未就学児は必ず保護者が付き添ってください(付き添いの保護者は無料)
子どもから大人までどなたもOK
汚れても大丈夫な服装でご参加ください

芸術鑑賞WS『スイミー』と同じ技法で絵を描こう2/2

前回、レオ・レオーニがどんなものを使ってどういうふうに『スイミー』を描いたか、わかったよね。

(前回はこちら。)

芸術鑑賞WS『スイミー』と同じ技法で絵を描こう1/2

 

じゃあ今度は、おうちにあるものを使って、同じ技法で描いてみよう。

みんなはどんなもので、どんな絵を描く?

これは、みんなが持ってきた材料。いろんな材料が集まったよ。

 

きれいな絵! 《シャボン玉と雨》

これは、クリアファイルと、プラスチックケースと、ペットボトルのフタで描いた。

ペットボトルのフタは、透明感があるきれいなシャボン玉に。

こんな雨なら濡れても気持ちよさそう。

雨のところは、クリアファイルに絵の具をつけてペタッとつけると、ホラできた!
これは、「モノタイプ」というレオ・レオーニも使っている技法。
『スイミー』では、海の中はこの技法で描かれている。
ぎゅぎゅっと押したり、こすったりすると面白い模様ができる。上から別の色を重ねてもいい。

 

《紅葉》

この絵は、ペットボトルのフタを裏返して枯葉を表現している。

割り箸とヒモを重ねて描くと、幹になる。

あざやかに紅葉した森になった!

 

これは海の絵。

波は、マフラー用の極太毛糸とスーパーボールを転がして描いた。

スーパーボールはどう動くかわからない、画面の上をウネウネ動く。あっ波しぶきができた!

砂浜は、レゴのボツボツでペタペタ描いた。

 

段ボールは、断面を使うとこんな模様に。つなげたら、、、風車になった!

プチプチで描いた草原に、風が吹いてる!

 

それぞれの絵にお話がうかんできそうだね。

 


美術館で『スイミー』の原画を観てきたよ。どうやって描いているかよくわかるね!

子どものための美術館ツアー「レオ・レオーニ展」に行ってきました

植物園で親子向けのWSを実施します

植物園のイベントで親子向けのワークショップを実施します。

絵の具を手につけて手形で葉っぱを描く、というもの。

気候もちょうどよくて、屋外で絵を描くのは気持ちよさそうです。

広い芝生でかけまわったり、温室でバナナを見たり、ミニ鉄道も乗れるよ。

ぜひ遊びにいらしてください。


グリーンフェスティバル2019(川口市グリーンセンター)http://greencenter.1110city.com/

【親子で「楽しむ」フィンガーペインティング教室】
原口比奈子フィンガーペインティング「みんなの手形で大きい木を描こう」

日付 2019年10月14日(月・祝)
時間 ①11:00~11:45 ②13:00~13:45 ③15:00~15:45
費用 500円
定員 各回20名
未就学児は必ず保護者が付き添ってください(付き添いの保護者は無料)
子どもから大人までどなたもOK
汚れても大丈夫な服装でご参加ください

追記(10/10)
「グリーンフェスティバル2019」は
台風接近のため12日(土)・13日(日)は中止、14日(祝月)は場所を限定して開催します。
本WSは変更せず実施します。

子どものための美術館ツアー「レオ・レオーニ展」に行ってきました

子どものための美術館ツアーを実施しました。「レオ・レオーニ展」(損保ジャパン日本興亜美術館)へ。

みんな大好きレオ・レオニ。

絵本の原画がいっぱい、スイミーにフレデリック、マシュー、コーネリアス!

原画だとコラージュしているのがよくわかる。紙が透けて見えたり、「ここのとこ、ノリ剥がれてるね」なんて発見も。

マシューの絵本では、美術館に行くシーンがある。あ、これ、今の私たちみたい!

絵本をじっくり読めるスペースもあって、原画を観た後は、みんな熱心に読んでた。

2番目の部屋は、フレデリックにジェラルディン、マシュー、3ひきのねずみたちの展示。

フレデリックはコラージュ、マシューはコラージュと絵の具、ジェラルディンは色鉛筆。フレデリックはモノトーン、マシューはあざやかな色。みんなねずみだけど、ちょっとずつ違う。どの子が好き?

詩人、音楽家、画家、そうか、ここは芸術家たちの部屋だったのかと思う。レオ・レオニはこのように芸術がみんなの役に立つ良いものなんだと言っている。

 

 

 


「芸術鑑賞WS『スイミー』と同じ技法で絵を描こう」を実施したよ。WSと美術館ツアーと合わせると、観る目が変わってくるね!

芸術鑑賞WS『スイミー』と同じ技法で絵を描こう1/2

芸術鑑賞WS『スイミー』と同じ技法で絵を描こう2/2

 

芸術鑑賞WS『スイミー』と同じ技法で絵を描こう1/2

損保ジャパン日本興亜美術館「レオ・レオーニ展」ツアーに合わせて、芸術鑑賞WS「『スイミー』と同じ技法で絵を描こう」を実施しました。

最初に絵本の読み聞かせ。

「この絵、どうやって描いたと思う?」よく見てみよう。身近なものでできているよ。

あかいさかなをスチレンを彫って作ろう。スーパーでお魚やお肉が入っているのはスチレンのお皿だよ。鉛筆でギューギュー押すと、へこむよ。

こんぶとわかめはレースペーパーで作ろう。お菓子を並べたりするのに使うよね

じゃあ、レオ・レオニと同じ技法でスイミーのいる海の中を絵を描いてみよう。

かわいいのができた!

目がある子たち

ひれがある子たち

いろんな方向に泳ぐ子たち

みんなで同じほうへ泳いでいく子たち


じゃあ、次は、おうちにあるもので、何か使えそうなものはないかな?

わたしが探したのはこれ。
クリップ、洗濯ばさみ、ペットボトルのふた、ゴーヤの輪切り!
クリップと洗濯ばさみは海の植物、ペットボトルのフタは水の泡、ゴーヤは海の中の岩になったよ。

みんなはどんなもので、どんな絵を描くのかな?
「WS『スイミー』と同じ技法で絵を描こう2/2」に続きます。

 

芸術鑑賞WS『スイミー』と同じ技法で絵を描こう2/2


美術館で『スイミー』の原画を観てきたよ。

子どものための美術館ツアー「レオ・レオーニ展」に行ってきました

秋にワークショップをする予定です

10月に地元の植物園のイベントで子ども向けのワークショップをする企画が進んでいます。

大きなスペースを使う制作は一人ではなかなか企画できないので、こういう機会は本当にありがたい。

場所が植物園なので、参加者に手形で木の葉っぱを描いてもらおうと考えています。描く前に葉っぱ体操なんてどうかなと、ワクワクしながら企画中。

ムナーリみたいに、木のワークショップができそうでうれしい。

 

WSのためのアイデアスケッチ

 

independent TOKYOに出展しました

150人以上の作家が出展するアートイベントに出展しました。

名称:independent TOKYO
会期:2019/8/17(土)10~19時、8/18(日)10~18時
場所:浅草橋ヒューリックホール
入場料:500円
主催:株式会社タグボート

撮影 花輪奈穂

【出展作品】
≪KONAHI coffee≫ 1500×970mm 2019
和紙、コナコーヒー、インク
≪KONAHI coffee≫ φ125mm 2019
和紙、コナコーヒー、インク、スチロール、ノリ、塗料

【制作意図】
脳裏に浮かぶ思考が発展し、脱線し、枝分かれし、浮かんでは消える
「かつ消えかつ結ぶ」様子を映したものです。
タイトルは、ハワイコナコーヒーの染みと作家の名前「ヒナコ」が
アナグラムになっています。

 


久しぶりの展示で緊張しながら搬入に行くと、すでにたくさんの作家が設営中。すでに熱気があふれている。あちこちで響くガンガンという工具の音を聞いていると、あ、これこれ、と思う。サケの遡上のように、わたしもその「ぐわぁあん!」の中に溶け込んでいく。

私は新作を出展したので会期前はかなり緊張していたが、始まってしまえばうれしい出会いもあり、充実していた。来場者に作品解説したり、出展作家と新しく知遇を得たり、知人と偶然会って再会を約束したり、と実り多い二日間だった。ゲスト審査員のギャラリストお二人から推奨を頂き、ご縁ができたこともうれしい。

 

ほとんどの作家がインスタをやっている印象だった。また、新しい技術を駆使した手法も多く見られた。自分のドローイングをAR技術を使って描く新しい展開もありそうだと思った。

 


小学生の美術館ツアーとワークショップ企画

小学生の美術館ツアーを企画する。

どこで何をやるのか、会期と場所と内容を調べる。最初はそんなに気もなかったのに、調べているうちに、企画としてはムリかなあ、けどいいなあ、観たくなってきたなあ、ヨシ個人的に行こう!、という展覧会がいっぱいになってしまった。

高畑勲は絶対に行く!と前々から考えていて、今夏、それに加わったのが、松方コレクション、ミュシャ、田名網敬一、萩尾望都、できたらボルタンスキー。わわわ。行けるかなあ。これはあれだ、夏休みの宿題をためちゃうあの感覚だ。あれもこれもと欲張って結局、、、とはしないぞ。

 

実際の企画としては、レオ・レオーニ展にした。WSでモノタイプの技法を取り上げて、充実した内容にして重量級に格上げ。

発表するとかなり反応がいい。レオ・レオニ好き!とかあの『スイミー』?と目を輝かせている。「教科書に載ってた」と言うので、何年生の教科書なの?と聞くと2年生とのこと。やはり教科書に載ると強い。

WS「コーヒー染めで物語の地図を描こう」

コーヒー染めで物語の舞台の地図を作るワークショップを行いました。

はじめに物語の地図を既存の児童文学で例示します。エルマーのぼうけん、くまのプーさん、ハリー・ポッター、ムーミン。みんなも思い出してみて。お話にはシーンがあって、どういうところで物語が進むか舞台ってあるよね。自分の書いた物語の舞台となった場所の地図を作ってみよう。

1)コーヒーを鍋で煮だします。沸騰したコーヒー液に紙を入れて、5分程度煮ると、いい感じに色が染まっています。いい匂いがしてきた! お鍋を使ったりお箸を使ったり、お料理みたい。

2)アイロンをかけたあとは、2度付け。こうするとシミができます。地図の地形になったり、古い秘密の文書っぽくなったり。

3)乾かしている間に、割り箸ペンを作る。鉛筆みたいに削るんだけど、削ったことあるかな? 練習してから、さあチャレンジ。カッターで削るのがちょっとむずかしかったけど、コツをつかんだ後はうまくできた!

4)自分で書いた物語の舞台について、割り箸ペンにインクをつけて紙に地図を描く。割り箸ペンはね、プロの画家も使う技法なんだよ、と話す。同じ技法で描かれた絵を見せると、「あ、このあたり、ガサガサして割り箸ペンっぽい」と絵を観る目も違ってきています。

どうだった?

「コーヒーとか割り箸とか身近なもので工作したのが楽しかった」「なんでコーヒーで染まるんだろうと思った」ふむふむ。理科の実験っぽかったかも。

できた物語の地図