SICF16は、まず出展に応募するのにとても迷っていた。
でも、最終的にこの作品を出したい、という強い思いがあり応募した。
オスロ監督が講演したユニセフのポスターのコピーを誤読したことから名前について考え、それをテーマに展示する予定である。
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これを描いたときわたしは、とても不安定で危険な状況にありました。
自分の存在があやうくなったときでした。
巨大な不安と恐怖と怒りを感じていました。
わたしは、自身をなにかあたたかく柔らかな毛布のようなものの中に隠してあげたいと思いました。
柔らかいものに包まれたいと思いました。
安全な場所に隠れたいと思いました。
自分の名前が失われた体験をしたので、
自分の名前を何度も描いて、わたしを失わせるものに対抗しようとしました。