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新潟でグループ展に出展いたします

長岡の隣り見附(みつけ)市にて、
元法務局をリノベーションしたギャラリーで展示いたします。

鏡とガラスに描いた作家自画像と鑑賞者の視線が交錯し
視ると視られる関係を考える《わたしと目が合うとき》と、
自分の目では見ることが不可能な自己について
セルフヌードのドローイング《私が見られない私》を制作いたしました。

十日町にあるマリナ・アブラモヴィッチの「夢の家」にも泊まる予定です。
その話もいずれお会いした時に。

原口比奈子

新潟出身なのかと聞かれますが、違います。
では新潟はまったく無縁かというとそうでもなく、
小学生から大学入学まで10年間、家族で六日町に毎年スキーに行っていました。


flowers  15人のアーティストによるさまざまな「花の表現」
絵画、版画、書、立体アート・・・etc県内外15作家がそれぞれの手法で「花」を表現します。

会期:2017/06/01(水)~06/18(日)/月曜休
10:00~22:00(最終日〜15:00)
会場:ギャラリーみつけ 展示室1&2
〒954-0059 新潟県見附市昭和町2-4-1 tel0258-84-7755
入場無料 駐車場完備
主催:ギャラリーみつけ(企画:外山文彦)
参加作家:大橋絵里奈 小倉美砂 笠原賢悟 小山まさえ 笹川春艸 髙木秀俊 瀧ヶ崎千鶴 中島尚子 永見由子 原口比奈子 星 奈緒 村山徳成 吉田勝幸 吉野榮子Ren 若林溪竹
原口比奈子の在廊日:6/4(日)午後

ギャラリーwebsite https://www.gallery-mitsuke.com/exhibition/2239/


 


《わたしと目が合うとき》262×323×50 ガラス、銀、紙 2017


《わたしと目が合うとき》部分 1020×2100  和紙、インク 2016


《私が見られない私》78×78×14 紙、インク 2017


会場展示風景


3点とも 撮影:外山文彦

「TOKYO/JAPAN -JAN 2017- 」に掲載されました

フォトマガジン「TOKYO / JAPAN  -JAN 2017- 」(2017年3月発行)に写真作品7点が掲載されました。2017年1月中に東京で撮影された写真を集めた写真集で、35名が参加しています。A5サイズ、厚さ5mm、全56ページ、1080円(税込)。

代官山蔦屋書店や発行元のONLINE STORE、AMAZON等にてお求めいただけます。

正直に言うとちょっと恥ずかしい、でも私のデビュー作だ、出版されてとても嬉しい。撮影場所は、恵比寿ガーデンプレイスの映画館、新橋駅前、武道館、個人宅。

どんな風に書棚に並ぶのか、まだ発行前だというのに居ても立ってもいられず先日、代官山TSUTAYAに行ってしまいました。


「TOKYO / JAPAN 」は、刻一刻と変化していく大都市「東京」の姿を記録する参加型ドキュメンタリー写真集 EINSTEIN STUDIO 発行

■EINSTEIN STUDIO online shop
http://einstein.onlinestores.jp/

毎月発行されるため他の号もあるのでご注意ください。他の号には参加していません。

■amazon

■代官山蔦屋書店
http://real.tsite.jp/daikanyama/floor/shop/tsutaya-books/

■私の手許にもありますので、1080円/冊でお分けいたします。送料はサービスします。銀行振込手数料はご負担ください。メールもしくはcontact よりご連絡ください。

写真、まずはやってみよう

フォトマガジン「TOKYO / JAPAN   JAN  2017」(2017年3月発行予定)に写真作品数点が掲載されます。

写真は初めて、どうなるか楽しみ、まずはやってみようの心。
「TOKYO / JAPAN  」は、刻一刻と変化していく大都市「東京」の姿を記録する参加型ドキュメンタリー写真集

EINSTEIN STUDIO 発行

http://www.einstein-studio.com/tokyo-japan-book

だからと言うわけでもないが、水戸芸術館に石川直樹の展覧会に行ってきた。地球の南でも北でも同じように人間は動物とともに生き、同じように絵に描いている。絵の起源をなぞるように、子どもが生き物の絵を好んで描くのは人間の本性だと信じられる。

「石川直樹 この星の光の地図を写す」水戸芸術館

住処の壁に描かれた動物の絵。上段はノルウェー、下段はアルジェリア、気候が驚くほど異なるのに驚くほどの一致を見せる人々の営み、われわれ。

昨年12月のグループ展の作品をまとめました

昨年12月のグループ展に出展した作品をまとめました、ぜひご覧ください。
鏡と透明アクリルに自画像を描いた新作と、鑑賞者が映りこむ黒アクリル板のドローイングです。
とにかく映りこむので撮影困難でやっかいな作品ですが、カメラマンの中川達彦さんに「ココだ!」という絶妙の角度で撮影していただきました。

ウォーホルの銀髪カツラならぬ黒髪のオカッパに、作品の銀に合わせて銀のアクセサリーでキメてみました。
自画像と作者本人と鏡像の3つがそろった1点は自分じゃ撮れないレア写真で、自身とても喜んでいます。まさにタイトルどおりの「わたしと目が合うとき」でしょう。
透明アクリル作品の、壁に映った影も見逃せません。評判が高かったです。

ARTWORKS
https://hinakoharaguchi.com/artworks-2
展覧会名:「アートを借りる展。」vol.3
会期:2016/12/18(日)~12/25(日)※12/19(月)休館
場所:T-Art Gallery 東京都品川区東品川2-6-10
出展作家:浅間 明日美、新井 碧、伊勢 琴子、川辺 史子、古賀 勇人、原口比奈子、 picnic、Yumi Kondo、Reiko Kamiyama
主催:ART STAND 株式会社
撮影:中川達彦
作品解説はコチラ https://hinakoharaguchi.com/archives/4270

ちょくちょく会場行ってます

在廊できない企画ですが、会場にはちょくちょく行ってます。よろしければ個人的にアテンドしますのでご連絡ください。

東京天王洲でグループ展出展中です 

T-Art Gallery 2016/12/18-12/25 11-19時 24・25は-17時

出展作品解説 【グループ展 T-Art Gallery 東京・天王洲アイル 2016/12/18(日)~25(日)】

—-会期中は当記事をトップに固定表示しています。会期中の様子等は当記事の下に表示されます。—-

「アートを借りる展。」vol.3 T-Art Gallery(東京・天王洲アイル)2016/12/18(日)~25(日)

鑑賞者が映り込む新作4点と、札幌の個展で展示した作品1点、合計5点を展示予定です。

鑑賞しようとすると鑑賞者自らが作品に映り込む。視ると同時に視られる体験を与える作品です。
自分の目では自分自身は見られないことの不思議さを思います。
あなたの目に映る私は、私が思う私とは違うかもしれません。


【作品解説】

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《線の向こうの私》 アクリル、マーカー 600×450×30mm 2016 撮影:小牧寿里

異なる速度と動きを持った線が、画面を越えて流れていきます。生き物の動きの軌跡のようにも見え、この世界を表すようです。観る人の姿が作品に映り込み、絵を鑑賞しているつもりがふと気づくと作品の中に自らの姿を発見します。線が作り出す重なったレイヤーの向こうに自分の姿が映るとき、日常にひそむ異界がほの見えるような気がします。

街を歩いていると、ショーウィンドウにふと自分の姿が映っているのに気づくことがあります。自分自身の表情、姿勢、恰好の意外さに驚きます。いつも鏡で自分を見るときは意識的ですから、映った瞬間にありたい姿に変えるわけで、こうした無防備な状態の自分を見ることは通常ありません。だけど、たいてい、そんなふうな自分自身をさらして世界に参加しているんだと思うと、ちょっとぞっとします。

一方、私たちは環境や関係性によっていくつもの自分を持って生きています。ありたい姿は常に同じではありません。本作品は、「視る私」と「視られている私」という異なる立場が交錯する体験を与えます。

 

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上 《わたしと目が合うとき》鏡、銀600×500×20mm 2016
下 《わたしと目が合うとき》アクリル、銀 337×250×5mm 2016

鏡と透明アクリルに作家の自画像を描いた作品で、鑑賞しようとすると鑑賞者が映り込みます。鏡は自分の顔を見るためのもの。それなのに、鏡の中に見慣れぬ他の誰かがいて、こちらを見ていたらどんな気持ちになるでしょう? 作品の中の他者と目を合わせるのと同時に、自分自身とも目を合わせる作品です。

銀を使って顔を制作していて、ふとウォーホルのことを思いました。金色も試しましたが、金色はどうも色があって銀のほうがいいなと思いました。あんなにたくさんの色で他人の顔の作品を使ったウォーホルが銀色が好きだったのは無彩色だからかもしれないと思います。
筆やペン先をメディウムに浸して描いて、その上から四角い銀箔をかぶせます。乾くまで待ってそれから少しずつ剥がすのですが、液体のメディウムが箔に押されて少し広がって線が均一にならない。インクのにじみみたいなものかもなぁ、とまたウォーホルを思い出しました。インクのしみの作品は私も好きな作品です。筆で箔を取り去るのですが、取ってみるまでできあがりがわからないのは版画にも似ています。
そのにじみと顔の輪郭とまゆげがないことで、作家の自画像ではあるけれど同時に特定の人物ではないあいまいさをもった顔になっています。タイトルの「わたしと目が合うとき」には、「わたし」とは作家本人であり、また映る鑑賞者自身でもある、という二重の意味が込められています。

考えてみれば、自分自身と目を合わせることは通常はありえないわけで、池澤夏樹『マシアス・ギリの失脚』で、パラオの王子リー・ボーが初めて鏡を見たとき驚き慌てその後何度も自分を映した、そのように鏡とは不思議な魅力があるのでしょう。アクリル、鏡に映る新作を制作したのは、通常なら見ることのないものを見せる不思議さによってでした。作品を鑑賞するとき、自分の目では見ることのない自分の姿を視、さらにそこに他者の目が介入してきます。奥に自分の顔、手前に他者の顔があり、目は深度を変えて視ようとします。私たちは視る存在でもありまた視られる存在でもあることをあらためて感じます。

目は、外界や他者ばかり、すなわち自分不在の世界を見ている、本当は自分も含んでいるのが世界なのに。あなたが見ているのはわたしを含む世界で、わたしが見ているのはあなたを含む世界、単純なことですが同じものを見ていないんだなと思います。最近、これまでの常識や良識では考えられないような、あるいは覆してしまうような大きな事件が簡単に次々と起きていて、みんなが同じ世界を見ようとはしていないことが浮き彫りになってきています。

一方、鏡で自分を見るとは他者の目になることではないかと思うのです。子どものころ、三面鏡に自分を映すといつも見慣れた私とはちょっと違う顔が見え、これが他人が見ている本当の私なんだ! と大きな驚きでした。
また、鏡に向かって独り言をよく言っていましたが、鏡の中の自分は他者でもあるようです、あのときこうでああだったとまるで事情を知らない人に言うように説明したり、物語を作って聞かせてやったりするのです。鏡の中の自分は、自分に大層似ている存在です。人はまず自分と似た外貌の人とは相互理解できそうだと判断するそうです。この人ならわかってもらえると思う相手は鏡の中の自分だと思って一生懸命話しをするのかもしれません。
ヴィト・アコンチの≪エアータイム≫が思い出されます。鏡に映った自分に向かってお前と言ったり俺と言ったりする(らしいです、孫引き、いつか実作を見てみたいものです)、スティーブ・ジョブズは毎朝鏡に向かって「お前は」と問いを発した。鏡で自分を見るとき、わたしはあなたになるのでしょうか。

 


会場であるT-Art Galleryは寺田倉庫のギャラリーです。この一帯は同社が再開発した地域で、関連の施設が密集しています。同じ建物の1階には建築模型の展示・保管をする「建築倉庫ミュージアム」(入場有料)があります。隣りには日本画の専門画材店があり、今回の作品で使用した銀箔はそこで買いました。隈研吾氏設計による⽵の簾をイメージしたうねる曲面が外からも見えます。

さらに海のほうに行くと、ミースのファンズワース邸を水に浮かべたようなバーがあります。走りはしませんが海上に係留されているフローティング施設で、船に乗っているような気分に。倉庫をリノベーションしたレストランには醸造所が併設されていて、大きなタンクが店内にあってオリジナルのクラフトビールが楽しめます。テラスからは恐竜のような荷揚げ装置や運河のある東京湾の風景がながめられます。

展示と合わせてお楽しみください。




「アートを借りる展。」vol.3

▼概要
「ART STAND」のウェブサイトに公開中・もしくは公開予定のレンタルできる作品を展示する企画展。展示点数は約70点。
(※入場無料)
▼参加作家
浅間 明日美、新井 碧、伊勢 琴子、川辺 史子、古賀 勇人、原口比奈子、 picnic、Yumi Kondo、ReikoKamiyama
▼会期
12月18日(日)~12月25日(日) 11:00~19:00
※24日(土)25日(日)のみ最終入場17:00まで
※19日(月)休館
▼場所
T-Art Gallery 寺田倉庫本社ビル2階 ギャラリースペース
〒140-0002 東京都品川区東品川2-6-10 寺田倉庫株式会社本社ビル2F
▼アクセス
東京モノレール天王洲アイル駅より徒歩3分
りんかい線天王洲アイル駅より徒歩2分
JR品川駅港南口1番乗り場より都営バス(大田市場行き、品98)「新東海橋」下車徒歩1分

▼主催
ART STAND 株式会社

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T-Art Gallery「アートを借りる展。vol3」 個人的な招待はがきを作りました。

「アートを借りる展。vol3」 個人的な招待はがきを作りました。

鑑賞者が映り込む新作4点と、札幌の個展で展示した作品1点、
木のパネルの作品5点の合計10点合計5点を展示予定です。(訂正しました 12/16)
ぜひいらしてください。
在廊できない企画ですが、皆様にお会いできるようなんとか方法を考えたいと思っているところです。


INVITATION
鑑賞しようとすると鑑賞者自らが作品に映り込む。視ると同時に視られる体験を与える作品です。
自分の目では自分自身は見られないことの不思議さを思います。
あなたの目に映る私は、私が思う私とは違うかもしれません。
原口比奈子

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「アートを借りる展。」vol.3

▼概要
「ART STAND」のウェブサイトに公開中・もしくは公開予定のレンタルできる作品を展示する企画展。展示点数は約70点。
(※入場無料)
▼参加作家
浅間 明日美、新井 碧、伊勢 琴子、川辺 史子、古賀 勇人、原口比奈子、 picnic、Yumi Kondo、ReikoKamiyama
▼会期
12月18日(日)~12月25日(日) 11:00~19:00
※24日(土)25日(日)のみ最終入場17:00まで
※19日(月)休館
▼場所
T-Art Gallery 寺田倉庫本社ビル2階 ギャラリースペース
〒140-0002 東京都品川区東品川2-6-10 寺田倉庫株式会社本社ビル2F
▼アクセス
東京モノレール天王洲アイル駅より徒歩3分
りんかい線天王洲アイル駅より徒歩2分
JR品川駅港南口1番乗り場より都営バス(大田市場行き、品98)「新東海橋」下車徒歩1分

▼主催
ART STAND 株式会社

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T –art galleryにてグループ展「アートを借りる展」出展のお知らせ

鑑賞者が映り込むアクリルと鏡の作品と、即興、今の瞬間に注目した木のパネル作品とを合わせて10点展示予定です。間違えました、【新作5点展示です】、すみません! ともに、自己をいかにとらえるかを考察する作品です。
東京湾の冬の夜景が美しい天王洲アイルにぜひいらしてください。
(追記しました 2016/12/10)

東京天王洲にてグループ展に参加いたします。まずは概要をお知らせいたします。
新作と旧作合わせて数点展示する予定です。

在廊予定は追ってお知らせいたします。

以下、主催者投稿より転載

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

レンタル可能な作品をT-Art Galleryに展示する企画展、「アートを借りる展。」vol.3を開催します!

当初からのコンセプトであるアート作品をより身近なものとして、気軽にレンタルをしてもらいたいという想いから、7月に「アートを借りる展。」vol.1、9月に「アートを借りる展。」vol.2を開催し大好評をいただきましたので、この度「アートを借りる展。」vol.3を開催することとなりました。 ART STANDがキュレーションすることにより、敷居の高いと思われているアート作品との出会いを創出していきます。会期中にはサイトにて公開中の作品約70点を展示し、お気に入りの作品に出合うことができたら、その場でレンタル予約ができる仕様になっています。
今回も多種多様な素敵な作品を一度にご覧いただける内容になっています。みなさんのご来場を心よりお待ちしております!
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▼概要
「ART STAND」のウェブサイトに公開中・もしくは公開予定のレンタルできる作品を展示する企画展。展示点数は約70点。
(※入場無料)
▼参加作家
浅間 明日美、新井 碧、伊勢 琴子、川辺 史子、古賀 勇人、原口比奈子、 picnic、Yumi Kondo、ReikoKamiyama
▼会期
12月18日(日)~12月25日(日) 11:00~19:00
※24日(土)25日(日)のみ最終入場17:00まで
※19日(月)休館
▼場所
T-Art Gallery 寺田倉庫本社ビル2階 ギャラリースペース
〒140-0002 東京都品川区東品川2-6-10 寺田倉庫株式会社本社ビル2F
▼アクセス
東京モノレール天王洲アイル駅より徒歩3分
りんかい線天王洲アイル駅より徒歩2分
JR品川駅港南口1番乗り場より都営バス(大田市場行き、品98)「新東海橋」下車徒歩1分

 

個展「原口比奈子 視る私と視られる私」(札幌)2016の写真をギャラリー形式にまとめました

個展「原口比奈子 視る私と視られる私」(札幌)2016の写真をギャラリー形式にまとめました。ぜひご覧ください。

すべて鑑賞者が映り込む作品なので、撮影すると自分やカメラが映ってしまう、自分が撮った写真を見るたびに本当は違うのにと憂鬱になり、どうしようどうしようと苦慮していたところ、とてもよいカメラマンに撮影をお願いできて、心からうれしい。
どうやって撮ったのかは隣りにいたので逐一わかっていますが、あれがどうやるとこうできあがるのか、不思議でなりません。とくに鏡は・・・!
ぜひ皆さんにご覧いただきたいです。

https://hinakoharaguchi.com/artworks-2