サワーポメロのマーマレード

食卓に甘き霧立つ志布志よりのサワーポメロにナイフを当つる
 嘉代子『飛鳥』より

志布志はしぶしと読む、父の出身地。

父の古い友人から今年も届いた、

鹿児島ではサワーポメロ、宮崎ではパール柑。

見た目はすっぱそう。食べるとそうでもない、うん甘い。

ツブツブしてて食べやすい、

プチュっと飛んだりしない。

さっぱりしていてサラダにも。

めずらしいものだもの、

せっかくだからマーマレード作ろうよ。

ちなみにジャムは果肉を煮たもの、

マーマレードは皮も入ってるやつのこと。

みんな知ってると思うけど

一応ね。

今回は皮だけで作る。実は食べちゃったんだもん。

うまくできるかしら。

 

皮を2ミリ厚で切る。白いとこはつけたまま。

水に一晩つけて おやすみ、また明日。

水で洗うと黄色い水が出る。

これがアク。

あんまり洗いすぎちゃって 味まで抜けたらどうしよう。

3度洗ったら、お鍋で煮る。

 

梅で作ったときはきび砂糖にしたら、ずいぶん色がついたから

今回はこの薄い色をそのままにしたくてグラニュー糖にした。

種を袋にいれて一緒に

コトコト煮る。

ちょっと目を離したら

わああ

焦げそうだ。

まだまだだねえ 追加で水を足す。

水がなくなってきたら、出来上がり。

果肉がないからトロトロしてないねえ。

こりゃ種入れなくても変わらなかったかもな。次はいれなくてもいいか。

甘みが控えめで美味しいねえ。

あんなに水で洗っちゃったのにちゃんと味がするよ。