主宰する絵画教室で、小学生の美術館ツアーと関連レッスンを実施しています。
このレッスンが好評で、外部でもワークショップをするようになりました。
そのほかに、絵が大好きになるレッスンも独自に開発しています。
大人も子どもも創造性がわきあがって夢中になるようなワークショップをめざしています。
★わたしが絵画教室をはじめたわけ
ユニットでドローイングを描きためていたので、個展を開きました。
同時期、自作のポストカードを販売する絵はがき屋を始めました。
「こういう絵描いてみたい、教えてないんですか?」
と言われることが多く、それで絵画教室を始めました。
★美術館ツアーと美術館関連レッスンをはじめたわけ
「絵が好きな子がくる教室」としてレッスンを進めていたのですが、
ある日、絵画教室に通ってくる小学生の保護者から
「夏休みなので、子どもと美術館に行ってきました、実ははじめて行ったんです」と言われ、
「そうか、この子は親が連れていったから行けたわけだけど、
どんなに絵が好きでも、
子どもは大人が連れて行かないと美術館には行けないんだなぁ」と思い、
じゃあ教室で美術館ツアーを企画しようと思ったのがきっかけです。
実際にツアーに連れていくと、小学生なので、
絵のタイトルが漢字なので読めない、歴史も知らない、ということがあり、
といって、ただ観ればいい、というのは、
ちょっと乱暴なんじゃないかな、と思いました。
子どもでも鑑賞の手がかりになるようなレッスンをしたいなぁと思ったのです。
子どもが興味を持つものを美術とどうつながりをもたせようか、
そう工夫するうちに、大人も楽しめるような内容になり、
外部でもワークショップをするようになりました。
深く広い美術へ入るための「扉」になればいいなと思い、
企画、実施しています。
小学生の美術館ツアー
2006~ 小学生の美術館鑑賞ツアー「先生と美術館にいこう!!」 これまで50回以上実施
芸術鑑賞のワークショップ
2006~ 「美術館となかよしになる」芸術鑑賞のレッスン実施
■フェルメール「コトバとカラダで絵にせまろう」(《真珠の耳飾の少女》を言語と身体で表現する)
■クレー「絵の実験」(クレーのように切ったり回したり)
■ゴッホ「点描の発見」(点描ってどんなふうに描かれているんだろう?)
■いわさきちひろ「制作現場アトリエの発見」(ちひろってどういう人だと思う?)
■ガレ「工芸品との出会い」(家族にプレゼントをえらぼう)
■ゴーギャン「色の感覚に鋭くなる」(色の魔術師ゴーギャンの色ってどんな色?)
■シャガール「シャガール作品とオペラ『魔笛』との出会い」(「夜の女王」の衣装デザインをしよう)
■ピカソ「キュビズムとの出会い」(きみの≪泣く女≫、ピカソの≪泣く女≫)
■いわさきちひろ「新しい画材パステルとの出会い」(パステルで自画像を描こう
■岡本太郎「≪太陽の塔≫の発見とコラージュとの出会い」(太陽の塔をつくろう)
■安野光雅「『旅の絵本』旅と絵本との出会い」(ことばのない絵本をつくろう)
■北斎「≪富嶽三十六景≫との出会い」(○○の向こうに富士山が見える) など
小学生とアーティスト・トークセッション
2011 「美術のアニマシオン シャガールでアニマシオン」実施
(読書のアニマシオン研究会 主催/港区・明治学院大学)
上記W・Sが東京都板橋区A小学校の授業になる
「絵が好きな子がくる教室」の絵が大好きになるワークショップ
2002~ アトリエ木の日絵画教室 開講
2010 子どもの美術教育手法の研究発表展「アトリエ木の日のアニマシオン!-‘絵が好きな子がくる教室‘の絵が大好きになる10の方法」開催
■「加筆」という合作・・・思いもよらない偶然できる色と形
■ことばから絵へ 絵から物語へ ・・・イマジネーションの連鎖
■講評会…ほかの人が描いた絵のいいところをさがそう!
■太陽禁止令…太陽を描かずに晴れた日を表現しよう!
■コンポジション…3色でテーマを表現しよう! など
2013 保育士研修「わくわく!好奇心を刺激する絵のレッスン」実施
(埼玉ヤクルト販売株式会社 主催/さいたま市・同社別所センター)
海外研修
2012 第3回フランス・アニマシオン研修
(研修先:レンヌ都市圏図書館シャン・リーブル、パリ市立図書館、マッシー市立図書館等)
2013 研修報告書共著・発行
『子どもたちと拓く読書の世界!―フランスの公共図書館でのアニマシオン・学校でのメディア教育を訪ねて―』