線の可能性

790×910×6mm シナベニヤ ボールペン Ballpoint pen on basswood plywood (2013)

線の可能性(部分)

線の可能性(部分)


線の可能性(部分)

線の可能性(部分)


線の可能性(部分)

線の可能性(部分)

 

線の可能性(部分)

線の可能性(部分)

タイトル:線の可能性 Possibility of Lines  
素材:ベニヤ板、インク ball-point pen on plywood 
サイズ:790×910×5.5mm
展覧会名:3331アンデパンダン2013
場所:アーツ千代田3331 1Fメインギャラリー
制作年:2013

■アーティストステートメント 2013/10

ここ数年、毎日、手帳にペンで「ノート」を書いています。 日記ではなくて、思ったことを自由に書くノートです。
思ったことを書きとめていくので、当然文字を書いているわけですが、そこに最近ぐるぐるした形が出てきました。
書いているとなんだか気持ちがいい。爽快感と高揚感があります。
もっとたくさん書きたい、もっと大きく描きたい、と強く思ったことが、
この作品を作った背景です。

同じ形を反復したり、一筆描きの形が多く登場します。
手を動かしていると、ペンの先からインクが流れるのを見ていると、
書くときの音を聞いていると、気持ちが解放される。
ゆきどまりがなく、どんどん歩いていく時の気持ちと同じです。

文字の部分も、そのとき思い浮かんだことをそのままどんどん書いた。
川の水が流れていくように、線も気持ちも流れていくままを描いた。

ペンの先から形が生まれるのと見ると、
「線にはこれからいろんなことができるんだぞ」とワクワクする。
それでタイトルは、「線の可能性」としました。

3331アンデパンダン2013 スカラシップ和多利浩一賞受賞 2013/10
■選評

今回私が選んだのは、原口比奈子の「線の可能性」です。講評会の対象作品ではなかったので、直接アーティスト自身には会って話すことができなかったのですが、何かずっと気になる作品として頭の中に引っかかりました。小さめの板に鉛筆で描かれたドローイング作品ですが、そこにはさまざまなエレメントが散らばっていて、海の中を覗いて、小さな魚、大きな魚、深海魚、プランクトンまでいるような錯覚に陥りました。単純にもっと大きな面で作品を見たい。というのが選んだ理由です。大海を見せてくれるのか、リアルサイズの池にとどまるかは原口さん次第ですね。楽しみにしてます。  [和多利浩一(ワタリウム美術館CEO/キュレーター)]

I did not have a chance to meet the artist and talk to her directly, but her work somehow captured my mind and attracted me to it. Although it was a pencil drawing on a piece of small wood,there were various elements scattered on it. The drawing was as if looking deep into the sea and seeing small fish, large fish, deep-see fish and even plankton. I chose this work simply because I wanted to see it on a greater scale. Whather it will be an ocean or a pond depends on the artist. I look forward to it.
[Koichi Watari (CEO of WatariumMuseum of Contemporary Art/Curator)]