お彼岸の風景 春の味

庭の椿が満開、もそろそろピークが落ち着いてきたお彼岸、ぼたもちを食べる。 母が作るぼたもちはとても大きい。買ってくるのはもっとちっちゃいよねえ、なんて毎年言い合ってかぶりつく。

 

秋に、夏の暑さでワイルドストロベリーが枯れてがっかりしていたら、春、隣りに置いておいた水引のプランターのすみっこから、新しい芽を出しているのを発見する。このちっちゃい葉っぱ、苺っぽいなあ、もう少し育ってから確かめよ、やっぱり苺だ、生きていた! 春はこういうサプライズがあるからうれしい。思わぬところに枝を伸ばして、苺らしさをこんなふうに役立ててくれるなんて。

 

 

冬の間、うんともすんとも言わなかったクワの木も芽が出ている。よかった、剪定強すぎたかと心配していた。今年はたくさん茂らせて、実を食べたい。

 

セリをもらって植える。生で食べると春の味がする。

 

椿にこないだメジロが来てた。
ジャングルジムかなんかのように2羽で枝の間を飛び渡っていた。最後の枝まできたら仲良く2羽で飛び去っていった。

メジロは動きが早くて写真に撮れない。ヒヨドリは悠々として、こちらに気づいてもフフンって顔をして椿の花びらをついばんでる。美味しそうだ。

椿はこんなに繁茂してるのに人間は食べられないからなあと恨みがましく見る。サラダになったら助かるけどなあ、なんとか食べられないものか・・・。しつこく調べてみると、葉を煮出すと入浴剤になることがわかる。花を浮かべてもいいらしい。それならすぐできる。今夜やってみる。

今日は絵画教室で美術館ツアーに行く予定だった。休館で延期になったので、急なお休みをのんびり過ごしていたが、結局、植物を食べる話ばかりになった。