2019/04/16

世界堂の前で

新宿の世界堂での買い物が終わり、さて帰ろうと伊勢丹の前あたりの道を歩いていたら、キュレータの友人とバッタリ! あれー、こんなところで偶然! これから新宿眼科画廊に行くんだけど一緒に行かない? 行く行く。

「こんな偶然ってあるんだね、この広い東京で!」と私が興奮気味に言うと友人は、でもね、大抵みんな美術界隈で動いてるからこういうことってよくあるよ、と。

新宿眼科画廊行ったことある?と聞かれて、うん、あるよ、5年前かなあ、Rさんの展示。え、私もそれ観たよ。じゃあ同じときに同じの観てたんだね。その時はお互い知り合いではなかった。

ギャラリーではグループ展が開かれていて、参加作家の一人と5年前の展示で一緒だったとわかり、初めましての挨拶をする。お互いに作品は知っていても、本人の顔は知らなかったりして、でも、すぐに打ち解けて、あの時こうだったとか、その後どうだといった話をして、うれしい偶然が重なった日だった。

「実はあの後、あなたの壁に直接描いた展示を観に行ったんです」と言われて、どこで誰が観てるかわからないなと思う。

 

新宿の世界堂はいつも混んでいる。みんな何か作ろうと思うものがあるんだなと思う。連帯感と、取り残されまいという気持ちがないまぜになる。

花園神社で花見も。境内ではトンカン工事をしていた。これってあの唐十郎の赤テント? まさか、でもここだったよね。本当に劇団が演劇の舞台を設営しているのだった。今って一体いつなんだ? たそがれ時、朱い鳥居と桜が幽遠で、マージナルな雰囲気が横溢していた。