2018/10/02

思わぬところで見つけることがあるものです

国立新美術館は黒川紀章の設計。うねるガラスの壁がとっても不思議な建物ですが、世界の名作椅子が館内のあちこちに使われていて、実際に座れるのも特徴です。

「メインエントランスからは少し隠れたところにそっと置いてあるのが、「白鳥」と「卵」という名前の北欧の名作チェア。余裕があれば寄るつもりです。デンマークのアルネ・ヤコブセンの作品で、本当に白鳥と卵の形をしているんですよ、ええっと、どんな形かというと・・・おっと、それは見てのお楽しみ」

そんな話を小学生の美術館ツアーの事前レクチャーでしています。

美術館は、展示品だけじゃなくて、その周囲のものも一緒に鑑賞できるのが、いいところ。知らないうちに、世界のデザイン、建築、歴史に触れているのです。子どもが美術館に行く時、わたしは、そのときはあまりよくわからなくてもいいと思っています。大人になって、あれってこれだったのか!と思えばいいんじゃないかな、と。

ところで、先日、明治期に建てられた実業家の旧宅での展示を観てきました。そしたら、お庭にアーカンサスの葉が! 学生のころ、コリント式柱頭は「白菜とワラビ」と覚えるように習ったあの白菜のほうの葉っぱです。ええっ古代ギリシャにしかない植物だとばかり。ホラ、これも「大人になってあれってこれか!」という体験。

家用玄関前庭に植えられたアーカンサス

「世界を変えた書物展」 より ヴィニョーラ『建築の5種のオーダー』 コリント式柱頭はこれ

旧田中家住宅(埼玉県川口市)

コンドルの弟子の弟子にあたる建築家による設計

表玄関(会社玄関) 上部にローマ字の社名が入っている 煉瓦は現場で焼いたという

家用玄関 バルコニーがいい

庭から

雨粒がついてるみたいなかわいい照明器具

洋室