2018/05/20

染み渡る栄養のようなもの

それでもちゃんと思うことはある。

子どものための文はとてもいい文だなということ。

福音館の松居直さんの言葉。

あっという間に描かれたように見えますが、バートンさんは、ちゃんと考えてくださいました。

『せいめいのれきし』が岩波書店で出版された頃、福音館書店が刊行した翻訳絵本は、まだ数点でした。『せいめいのれきし』を手にとった時、なんとかしてこのような仕事をやりたいと思ったのです。

一つ一つ選ばれて丁寧に置かれているすべすべした石のよう。

ちひろ美術館でも思った。

『おやゆびひめ』を読みながら、最初は批判的な目、一方的でない見かたで読んでいたのだけど、だんだん文章の美しさに沈んでいき、もぐらと結婚するからおひさまにさよならを言うシーンでは泣きそうになった。

じわわわー とした湿潤なものを体の内に感じる。

ちひろ美術館東京にて

☆アナログハイパーリンクな読書

バートン→松居直

いわさきちひろ→立原えりか