「3331 ALLART!」に出展しています(3)

「会期中にしか見る事のできない、広大なドローイング!」と
アーツ千代田3331のfacebookで紹介されました。

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アーティスト・トークの様子(2014/1/24)
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アーティスト・トークでは壁に直接描いた作品について話しました。

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原口比奈子でございます。
壁の作品についてお話ししようと思います。

搬入は3日間ありまして、3日ともずっと描いていました。初日は、まず左のほうから描きはじめました。最初なので、「不安だ、きんちょうする」なんて描いてあります。

2日目は、文字は描いちゃだめだと、なぜだか自分で決まりを設けていたなぁと思って、「今日は文字を書くぞう」と思って始めたらおもしろくなってきまして、とまらなくなって、ずっとずっとあちらのほうまで描いていきました。自分で自由に描いてるので決まりなんかあるはずないんですが、自分でこうだと思いこんだりしてプレッシャーを感じているようでした。

いつもと違う場所なのでかなり緊張していまして、自分を取り戻さないといけないと思いました。普段は音楽を聴いて制作することはないんですが、場所が変わったので音楽を聴こうと思いました。
私は毎日ピアノの練習をしていまして、その練習している音を録音したものを聞きながら制作すると、空気がいつもの私に戻れるような気持ちになりました。それでいつもの自分を取り戻したなぁ、ということがこの辺に書いてあります。

いつもはもっと小さな紙に描いていたのを、もっと大きく描きたいと思って、あちらに展示してあるパネルのサイズの作品をアンデパンダン展で出展し、スカラシップ賞を受賞しましたが、
本スカラシップ展では、さらに大きく描きたいと思っていたところ、ギャラリーの事務局の方が壁に描いてもよいと言ってくださったので、よかったなぁと思い制作しました。

3日目の今日はこのあたりを仕上げて、さきほど完成しました。

「音楽を聴きながら描いているんですか?」とよく訊かれるんですが、ふだんは何も聞かないで静かに制作しています。

線の可能性というタイトルですが、線はどんどん続いていくなぁ、と思っているということと、それから、線を描いていると、私が100%コントロールしていなくてなんというか手がどんどん動いていって、自分が昔のことを思い出したり、今のこともいろいろなふうに考えたりして、線を描いていると自分がいろんなふうになっておもしろい、そういう2つの意味をこめて「線の可能性」というタイトルをつけております。
どうもありがとうございました。

――司会  私は実際、3日間、原口さんの様子を見ながら本当に驚いたのは、描くスピードが圧倒的に速いんですね。気づいたらもう線が広がっていて、ちょっといないなと思っていると、気づくとまたさらに増えていて。実際にこの壁に描く前に、他の壁でちょっとテストをしてみましょうと言って描いてみたときにも、本当に信じられないスピードで、まさに話すように描かれていました。そのスピード感なども合わせてご覧いただければと思います。

 

「3331 ALLART!」3331千代田芸術祭2013スカラシップ受賞者展
3331 ALLART!

■会期 2014年1月25 日(土)~2月3日(月)会期中無休 12:00-19:00(最終日-18:30)
■場所 3331 Arts Chiyoda 1F メインギャラリー
■入場無料
■在廊予定 原口比奈子は毎日14:00~18:00在廊予定です。

 

うさぎたいこ毎日、大切な方がみえる。とてもうれしい。
迷惑になるといけないから、お名前は言えないけど、本当に、毎日毎日・・・。
今日は、知らない人とも話してみた。いろんな感想が聞けていいな。
展覧会、終わらなければいいのにな、とヒナコサンは思う。
大切な方に、どうしても一緒に写真を撮りたい、と言ったら、「これから何度でも機会はあるよ」とおっしゃる。
わぁ、そうかな! そうだといいな!
こんなちょっとした一言こそ本当の励ましだ、とヒナコサンは思う。昨日、和多利浩一さんがみえたそうだ。これは言ってもいいのかな?
会いたかったな。でも、これから何度でもあるかな。