2017/07/22

私にはまだ本を読む力が残っていた

このところ全然本が読めなくて、もうどうしようと思っていたが、今日読めた。嬉しかった。私にはまだ本を読む力が残っていることが確認されて。

山下澄人『しんせかい』題字は倉本聰


てっきり山下本人がヤッと書いたのかと思ったが、塾を舞台にした小説のタイトルを【先生】に書いてもらったのか、沢木耕太郎が宮脇愛子の作品を表紙に使っていたことも合わせて、作家は幸せだなと思った。

山下澄人の作品にはなんてことなく死ぬ話が出てくる。私はその感じがわかる。ふとしたことの隣りにあることを。それと記憶が前後する感じも皮膚感覚としてある。

ト書きも読んじゃうような人が、他の役のセリフも読んじゃう人が、演劇をやっていたのなら私も自分から撤退しようとしなくともいいのじゃないかと思った。そこのシーンは先生の代表作を知らなかったところよりも笑ってしまう。ふふふ。きっと先輩は顎がはずれそうになったのじゃないか。
アナログハイパーリンクな読書

芥川賞ニュース→山下澄人『しんせかい』