2016/04/03

いつもイライラしていて

ぼくは余裕がないっていうかいつもイライラしていてね、とトークの中で言っていた森山大道。

ぼくは、四六時中あらゆることにイライラしているんです。得体の知れない不安にいつもつきまとわれっぱなしでね。(略)でもぼくが一番いら立っていないときっていうのは意外に写真を撮っているときなんです。(略)いわゆる日常のいら立ちからは一時解放されているんですね。(略)ただし、写すことがいら立ちの解消ということにはなりませんね。(『昼の学校夜の学校』森山大道)

うん、ワカル。セラピーとか言われると違うなと思うのはこの感覚だ。解放される感覚、だからやってる、セラピー、このような短絡的な図式にあてはめられると、違う、と大声で抗議したくなる。
しかし森山大道のやわらかい声で聴くと、攻撃的な印象はない。なんでもないことのように聞こえるのがいいなと思う。気負いなく、でも事実としては曲げない、こんなふうに自分を立たせていけたらと思う。作家本人の声で語るのを聞くのは意味があると思うのはこんなとき。

☆アナログハイパーリンクな読書
森山大道『昼の学校夜の学校』 → 森山大道写真展-Daido Moriyama Photo Exhibition-(東京芸術劇場 2016年1月23日 (土) ~2月20日 (土) 2月15日(月) ギャラリートーク 森山大道×長澤章生 2016年2月11日)