2016/03/22

二つの作品~中之条への道(39 完)

 ちょうど一年前に書き始めた「中之条への道」も終わりに近づいた。
 初めてのビエンナーレ、初めての現地制作に際し、山登りと同様、目指すものがあるときの気持ちを、そのまま映したいと思って書いてきた。
 そのため「への道」というタイトルにした。
 達成された何かではなく、指向するベクトルそのものを表現しようとするわたしの制作と同様、歩みを進めるにつれ新たに目の前に広がる景色に目をみはるように、新鮮な驚きと心地よい緊張感を表現してきたつもりだ。
 中之条ビエンナーレはわたしにとっての坂の上の雲、ロンドン中央郵便局であり、中之条への道はすなわちわたし自身の探求の道であった。

 この文章と展示作品の二つともがわたしの中之条ビエンナーレの作品になったことを今は心から喜んでいる。(了)

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