2015/12/23

先が見えない夜、わたしはこんなことで励まされる

 ときどき制作がとてもつらくなる。もう止めようと思う。活躍している友人を思うにつけ、誰も何も言ってくれないなぁと思うにつけ、何をやればいいのかわからないと思うにつけ、どんどん落ち込んで先が見えない夜、あなたの作品好きだよとか、素敵だと思うとか言われる。もう少しやってみようかと思う。忘れてた、そう言ってくれる人たくさんいること。

 リヒター展に行った帰り、地下鉄の駅が入っている駅ビルの上の階から大きなトランペットの音。何かと思って行ってみたら、ビッグバンドのチャリティコンサート。誰でも入場可というので、椅子に座って聴いた。曲目の一つに「枯葉」。最近シャンソン歌ってるんだ、と搬出を手伝ってくれた知人に話していたら、帰りに車のラジオから偶然流れてきたと言ってた曲だ。今日も、千葉市美術館で杉本博司展に行ったら、1階の音楽ホールでピアノの発表会をやっていて、ちょうど演奏が始まったのがバッハのプレリュード。なんてことだ、このところわたしが毎日弾いている曲じゃないか。それに乗せてアヴェマリアが弾かれた。連弾。天井を見上げる。祝福されている気持ちがした。

 こんな偶然がわたしを温め励ます。わたしを見てる人はいると信じられる。

IMG_0425
バッハ「プレリュード第1番ハ長調」とルナール「さくらんぼの実る頃」
今度、一緒に連弾してくれる人いないかな?