三谷幸喜が演出したというので、読んでみているコクトーの戯曲『声』。別れた男と電話で話す女のみの一人芝居。戯曲は読みなれてないと読みにくいが、短いのでゆっくり読もうと挑戦している。声に出して音読することにした。声にはとても興味がある。歌声じゃなくて話し声。朗読や講演もいいけど、日常話す声もいい。声の高低、速度、言い回し。
コクトーは、詩人、小説家、劇作家、画家、映画監督、脚本家、多くの肩書きを持つ。中途半端でどっちつかずと自分を思うとき、コクトーを思う。できればコクトーのようなエロスを描いてみたいが、描けないなら描けないで何か方法を考えてみたいものだ。
☆今日のアナログハイパーリンクな読書
三谷幸喜『仕事の虫 三谷幸喜のありふれた生活13』→コクトー『ベスト・オブ・コクトー: 声/怖るべき親たち』渋澤龍彦/岩瀬孝他訳 装丁は司修、かっこいい →コクトー『エロティカ・ドローイング』