Uさんのカレンダー!!!

来年のみすず書房の卓上カレンダーは、植田実「世界の集合住宅」!
今から来年が楽しみになった。

お手紙ではいつも親切なことばかりおっしゃるのをよく知っているはずなのに、
それなのに巨大な存在なのでいつも怖がっている。
撤収前だったが、どこか落ち着く場所、落ち着く場所、と探して、
学士会館の談話室で一人深呼吸してから開封した。

外国の、外国の絵葉書のよう。
いや、本当に外国なんだけど、なんていうか観光名所みたいだけど集合住宅なんだよな、と思う。
以前、個展のタイトルが「空地の絵葉書」だった。

そのときだったか、いつか初めてお会いした場で、わたしのことをご友人に「文通友だち」と紹介くださったことがあった。
決してチュトワイエどころかヴヴォワイエでもない一方的にわたしがせっせと手紙をさしあげているだけなのに、そんなふうにおっしゃるUさんのことをますます尊敬した。
無駄がなくそぎおとした的確な表現のなかにあたたかいまなざし。
Uさんの手紙は、わたしに玉のような側面があることを思い出させる。
手紙をなでなでして、泣いた。
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☆アナログハイパーリンクな読書
植田実 2015/11月にみすず書房から新刊『集合住宅30講』
「みすず美術カレンダー 2016」世界の集合住宅 http://www.msz.co.jp/misuzu/calendar_2016/
月刊みすずにも端島の黒くてかっこいい写真が・・・。
話したとかメールや手紙など直接関係がある人は迷惑をかけたくないので、イニシャル表記や仮名やフィクション織り交ぜて書いているが今回だけ特別。