鏡に線を描いたら、線が鏡にうつって、二重に線が描かれるのが、
不思議だった。
最初、エッとおどろいて、思わず消してしまった。
今でも原理はよくわからない、なんでちょうど重ならないのか。
描くそばから、線が生成されていく。線がわたしについてくる。
この非日常な感覚!
鏡に描いたのは、中之条でガラスに描こうと用意していった
専用のマーカーだ。
結局使わず仕舞だったが、TATで役に立った。
銀色のペンで、さまざまな格好をした人を描いた。
角度によって見えたり見えなかったりする。
これも「線のおはなし」で使って、気に入っている画材だ。
こうやって少しずつ制作の幅が広がっていくのはいいものだ。
TATは自分が選んだのではなく、与えられた場だからこそ、
予想外に広がる可能性もあるわけだと思った。
以前、Sという作家が襖に描いているのを観て、
いつか自分も描いてみたいものだと思っていた。
彼が使った画材はアレか・・・、などと思っていたが、
今回、描けたぞ、うれしいぞ。
【会場におります】
11/1(日)11-20時
11/2(月)12-19時
お会いするのを楽しみにしております。
トランスアーツトーキョー2015
五十一八クリエイティブプロジェクト
http://www.kanda-tat.com/program/5018_creative.html
会期:2015/10/9~11/3
場所:〒101-0054 東京都千代田区神田錦町2丁目2−11長島ビル4F
時間:平日12:00-19:00 土日祝11:00-20:00 火曜休み