最後の4日間は、会期が重なったおかげで「ドローイング・ルーム」という同じ名前の作品を東京と中之条とでそれぞれ展示することになった。
わたしの制作はどこでもいつもと同じようだと思っていたけど、実際には違った。中之条では、あの眺めのいい場所で空気の流れを感じながら制作したせいでそのような作品になったし、東京神田では、他の作品に刺激されて挑戦的になったようだった。
こうして見ると、本当に広くて明るくて、いい場所だったなと思う。
絵画教室の子たちが中之条まで来てくれたよ! 思わぬところで思わぬ人に会うととってもびっくりする。わたしもMちゃんもちょうど会場に着いたところで、廊下でばったり会ってお互い声も出なかった。「せんせ、せんせー!」と言いながらみんなが駆け寄ってくると幸せな気持ちになった。自分が何か良きことをしていると思えた。(写真は一部加工してあります)