『ドット・コム・ラヴァーズ』を読んでいると、もっと自分のことをオープンにしてみてもいいかな、という気になる。自分ってこういう人間なの!だからこういう人と話ししたいわ!って。
わたしはこどものころから、自分は他の人と違うことが多いと思ってきたので、人とはあまり共通点がないし自分をわかってもらえない、という気持ちを持ってきた。だから、あまり自己を開示しないようにしてきたし、相手に合わせようと当たり障りないように人とつきあってきたように思う。人とつきあう上で必要なこととして。あるいは、自分の考えは偏っているので、開示すると相手を批判したり傷つけたりするんじゃないかと思ったり、よくない多元主義に侵されていたと思う。どんな考えにも逆はありうる、なんてかっこつけて。
この本を読むと、そういった自分の考えを表明したりすることは、自分が居心地よくなるために有益だ、という気になる。NY、行ってみたくなる。そして、チョコレートをお土産に持ってきてくれるゲイの友だちに肩を抱かれたい。
☆今日のアナログハイパーリンクな読書
植島 啓司『官能教育 私たちは愛とセックスをいかに教えられてきたか』→吉原真里『性愛英語の基礎知識』→吉原真里『ドット・コム・ラヴァーズ──ネットで出会うアメリカの女と男 』