二つのものがあると、その間に関連をみつけようとするのが人間の本性だということだ。
『夜のとばりの物語』の映像特典で、オスロ監督が子どもの権利条約20周年記念祭典に協力している映像の片隅に一瞬ユニセフのポスターが映った、「le droit d’avoir un NON」。はっとした。
『猿の惑星』でも、衝撃的なのは「そのときNOと言ったのよ」と言う瞬間だ。その後、シリーズで権利を主張するシーンでNOが出てくる。
権利とは、NOを言う権利なんだ、と。
で、よく見てみたら「un NOM」だった。名前。なあんだ。よくあるわたしの勘違いかとも思ったけど、名前とNOの間に関係があるようにも思えてくる。
『lines―線の事件簿』で面白いことの一つは、見開きのページでその関係を考えたり、あるいは関係ないもののなかに何かを見出そうとして生じる新しい発見だ。
☆今日のアナログハイパーリンクな読書
『夜のとばりの物語』→『猿の惑星』
『lines―線の事件簿 』