トルコに雪は降るか

と小学生の子に聞かれた。クラスにトルコの子がいるんだって。雪が降ったら、その子にははじめて見る雪になるかもしれない。うーん、トルコの気候については詳しくないけどさ、日本だって場所によっていっぱい雪が降るところと全然降らないところがあるよね? だから住んでた場所によっては、雪見たことないかもねぇ、と答えておいた。イスタンブールは暑いイメージ。トルコを暑い国と思ってたけど、どうやら日本と同じ感じみたいだ。当然雪も降る。

ジョージア・オキーフの砂漠の家の写真集を見たら、雪が、大雪が降っている。ニューメキシコなんてきくと、砂漠、サボテン、西部劇、隣りはメキシコ、陳腐な印象ばかり、動物の骨が落ちてるような乾燥した砂漠、と思いこんでたけど、砂漠というよりステップ気候というのだろうか。ちょうど寒い日に観ていたら、ゾクゾクしてきた。日干し煉瓦の肌触りはいいな。これは何かを思い出すなと思ったら、そうだ、私の好きな金澤庸治の「ユートピアの倶楽部」のドローイングだ。バーバパパの家だ。

沖縄復帰が決まって小学生が幼い質問をする。「日本になったら雪は降りますか?」おかしくて、泣けてくる。

☆今日のアナログハイパーリンクな読書
『私のなかの彼女』→ジョージア・オキーフ→『オキーフの家 』マイロン・ウッド写真クリスティン・テイラー・パッテン文 江國香織訳