「須賀敦子の世界展」に行く前に松山巌の本を読んで、「心配するようなことは書かない」と言って書いた庄野潤三の『夕べの雲』を読みたくなった。本能的に訳してしまったという件りも読みたくて全集も。
庄野は(略)楽しかったこと楽しいこと、嬉しかったこと嬉しいこと、美味しかったこと美味しいことしか綴らなかった。
展覧会ではむやみに泣きたくなった。写真もたくさん展示されていたけどわたしは、スケートをしているような、と須賀が書いていたダヴィデの写真を見てみたいと思う。
活字文化の日とかでくじがありますと言われ引いたら、岡本一平の描いた漱石の絵の絵はがきが当たった。なんだかとてもうれしくなった。以前、漱石展で観た絵で、しかも岡本一平というのもうれしいではないか。タゴシ、とつぶやく。
☆今日のアナログハイパーリンクな読書
『須賀敦子の方へ』松山巖→『夕べの雲』庄野潤三→『須賀敦子全集 第2集』須賀敦子
漱石→岡本一平→岡本太郎