2014/10/01

2大好きな人の本

保坂和志と横尾忠則の対談が掲載された「新潮2014年9月号」に、湯川豊による石井桃子の評伝の書評があって、これはこないだから少しずつ読んでいて、と思っていたら、さらに後ろのほうに松山巌の『須賀敦子の方へ』新刊案内。これはもう、読まねばなるまい、わたしが心から好きなお二人の本。『ひみつの王国』の表紙は、あれと思ったらやはりヘンリー・ダーガー。こないだ画集を観たばかり。王国だからかな。でも、思いきった起用だと思う。なんで「ひみつ」がひらがななんだろう、考えながら読もう。大部なので、新作が手を離れたら読むぞ、楽しみだぞ。

新作のタイトルは、あまりにもオマージュが過ぎるかと迷いもあるが、ここはガーンといこうと思う。いろいろ言い訳を考えると道をそれてしまう。あまりわかりやすいこと、受け入れられやすいことを言おうと思わないほうがいい、それがわたしの悪いくせだ。これはわからなくていいんだ、というふうに須賀さんは言った、という湯川豊の文章をふと思い出した。違ったことを言うほうがよくない。

☆今日のアナログハイパーリンクな読書
保坂和志・横尾忠則→「新潮」→湯川豊→松山巌『須賀敦子の方へ』
『ひみつの王国 評伝石井桃子』→湯川豊→石井桃子『幻の朱い実』